Posted by under 夏ドラマ on 10月 7 2014, 0 comments

2014年の夏ドラマ「水球ヤンキース
7月12日よりフジテレビ系列で土曜23時10分から放送

いまの時代には失われつつある「男気」を心に秘める熱きヤンキー主人公が、上昇志向もなくダラダラと毎日を過ごし続けるマイルドヤンキーたちが通う高校に転校し、ひょんなことから“水球”を行うことになる・・・

第1話
稲葉尚弥(中島裕翔)と幼なじみで名門私立・水蘭高校女子水球部マネージャーの岩崎渚(大原櫻子)は10年ぶりに尚弥と再会し、その姿を見て絶句してしまう。胸に抱いていた淡い期待は完全に裏切られていた。
霞野工業高校、通称・カス高の職員室では、教師たちが集まり転校生の話をしていた。水蘭高校の帰国子女枠を断ってカス高への入学を希望した稲葉尚弥という生徒に校長の荒川重信(森本レオ)は何かを期待しているようである。
カス高3年A組の教室にも転校生の噂は伝わっていた。3バカトリオの木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)が転校生の話題で盛り上がっていると、担任の入江漱石(八十田勇一)に連れられて尚弥が教室に姿を見せた。その姿にクラス全員があ然としてしまう。
尚弥はカス高のてっぺんをとるべく、番長の指定席である窓際の一番後ろの席を奪取しようとするが、その席に座っている三船龍二(山﨑賢人)の鋭い眼を見て龍二を番長と決めつけ果たし状をたたきつける。
慎介の親が経営しているお好み焼き屋「かとちゃん」で同じ中学だった慎介たちに会った渚は、尚弥が龍二に果たし状をたたきつけたことを知る。渚は家に帰ってきた尚弥を問い詰めるが、訳の分からない説明を続ける尚弥に業を煮やし、カス高が廃校になることを告げる。
カス高の廃校を阻止するため町内に貼り紙をしていた尚弥は、偶然会った龍二に休戦を告げ、手伝わせようとする。そこへ水蘭高校水球部のキャプテン北島虎雄(高木雄也)と女子水球部のキャプテン藤崎玲(新川優愛)が現れ、尚弥とつるんでいる龍二に罵声を浴びせる。龍二と虎雄の間には何やら因縁めいたものがあるようだ。さらにその場に現れた郷田剛(鈴木伸之)からもさんざんカス高をバカにされた尚弥は意を決して走り出す。はたして尚弥の向かった場所とは・・・。

第2話
カス高の廃校を阻止するため、水球で水蘭を倒すことを決意した稲葉尚弥(中島裕翔)は水球部員集めに奔走するがマイルドヤンキーたちのモチベーションは低く誰一人として入部を希望する者はでてこない。それでも男気をもったヤツが必ずいると信じる尚弥はプールへと向かったが、誰一人いない泥水とゴミで埋まったプールを前に言葉を失ってしまう。
水球部の発足に反対する教頭の桑原半蔵(北村有起哉)に条件付きながら顧問になることを承諾させた英語教師の青山千春(大政絢)は、尚弥の強い覚悟を知り、かたい握手を交わす。そんな二人の姿を見ていたのは千春に好意を持つ千秋亮(間宮祥太朗)とその舎弟の宮口幸喜(矢本悠馬)。一度は尚弥の誘いを断った千秋と幸喜だったが・・・。
水球経験者の三船龍二(山﨑賢人)をなんとかして入部させたい尚弥は、まず龍二と幼なじみの3バカトリオ・木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)を入部させようとするがまったく相手にされない。ところが、千春の顧問就任により、最初の態度とは打って変わってなんとか入部しようと画策する千秋と幸喜から「これをお使いください」と渡されたものを見せると3バカトリオの態度は一転。三人の入部は決まったかに思えたが、そのことで水球部発足を阻止したい教頭の桑原や水蘭高校水球部員の郷田剛(鈴木伸之)たちに様々な妨害を受けることになる。

第3話
稲葉尚弥(中島裕翔)の真っ直ぐでバカ正直な行動と言葉に心を動かされ、ついにカス高水球部に入部した3バカトリオの木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)。青山千春(大政絢)の顧問就任をきっかけに結局は自ら志願して入部した千秋亮(間宮祥太朗)と宮口幸喜(矢本悠馬)。総勢6人となった水球部員だが、水球部の正式な発足にはあと一人部員が必要だった。そして、その一人は三船龍二(山﨑賢人)以外にはいないと尚弥と3バカトリオは龍二の説得に乗り出す。
教頭の桑原半蔵(北村有起哉)は尚弥たちが練習する姿にふと足を止める龍二の姿を目撃する。水蘭高校水球部顧問・庄司真冬(倉科カナ)の電話での言葉が気にはなっていたが、あくまでも水球部発足に反対の桑原は龍二を問い詰め、尚弥たちの妨害をしようとする。
自分たちが水球部に入ったことを告げ、その勢いで龍二を入部させようと試みる3バカトリオだったが、3人の入部には反対しないものの、自分の入部だけは頑なに拒否をする龍二。尚弥の作戦も功を奏さず、龍二はますます態度を硬化させる。挙句の果てに千秋と幸喜が学校の備品を勝手に持ち出したことがばれてしまい、桑原はこれ幸いと水球部発足の件は即刻白紙にすべきだと校長の荒川重信(森本レオ)に告げる。
追い詰められた尚弥と3バカトリオは龍二に果たし状を叩きつける。相手にしようともしない龍二に対し、公平が果たし状を見るように促す。果たし状を開ける龍二。そこには朋生、公平、慎介の大きな決断の文字が記されていた。

第4話
三船龍二(山﨑賢人))の入部が決まり、正式に活動を開始したカス高水球部。それぞれの決意を胸に「てっぺん」を目指し一致団結して・・・と思いきや、フローターの座をめぐって早速、稲葉尚弥(中島裕翔)と千秋亮(間宮祥太朗)が火花を散らしていた。そんな二人を見兼ねた顧問の青山千春(大政絢)はフローター、そしてキャプテンに龍二を任命し1ヶ月後に水蘭と練習試合をすることになったと告げる。
カス高との練習試合の話を聞いた水蘭の水球部員は一様に不満を隠せない。何故、創部間もないカス高水球部と全国1位の自分たちが試合をしなければならないのか?顧問の庄司真冬(倉科カナ)に真意を尋ねても納得のいく返事は返ってこない。釈然としない部員たち。ただ一人、女子水球部員の藤崎玲(新川優愛)だけは龍二が入部したことに関係しているのではないかと考えていた。
どうにかこうにか水球部を発足させた尚弥たちだったが、問題は山積みだった。水蘭との練習試合に向けて、まずは水球専用の水着とキャップを人数分揃える必要がある。ところが教頭の桑原半蔵(北村有起哉)は千春の嘆願を受け入れず、部活動予算を出そうとはしない。打開策を図るため、いつものようにお好み焼き屋「かとちゃん」に集合した尚弥たちだったが、そこに現れた水蘭水球部の郷田剛(鈴木伸之)と前畑涼子(筧美和子)により、千秋の思いもよらぬ過去を知ることになる。
千秋が学校をサボるようになって数日後。窃盗の被害にあったという女性からカス高に電話が掛かってくる。犯人の名前は千秋だという。桑原に廃部を言い渡され反論すらできない部員たち。だが、宮口幸喜(矢本悠馬)だけは千秋を信じていた。絶対に千秋ではないと信じる理由が幸喜にはあった。

第5話
練習試合の為、血気盛んに水蘭高校に乗り込んだ稲葉尚弥(中島裕翔)らカス高水球部員たちだったが、相手が藤崎玲(新川優愛)率いる女子水球部だと知って激怒する。ただ一人、三船龍二(山﨑賢人)を除いては・・・。
龍二の言葉に一念発起した部員は改めて水蘭高校女子水球部との練習試合に挑むことになった。第一ピリオドは華麗な連携プレイでリードしたカス高だったが、第二ピリオドは水蘭女子のパス回しに翻弄され、逆転を許す。第三ピリオド、部員たちの体力が奪われ、勝機がないと判断した龍二は、連携プレイを諦めて個人プレイに徹しゴールラッシュ。やはり女子では龍二を止められない。そう思った水蘭のエース・北島虎雄(髙木雄也)は顧問の庄司真冬(倉科カナ)に出場を直訴、ついに尚弥、龍二らカス高水球部が虎雄と相まみえることに。
気合の入る尚弥らだったが、いざ試合が始まると実力の差は歴然・・・。水蘭男子水球部との力の差をまざまざと見せつけられたカス高の水球部員たちはショックを隠せない。おまけに龍二の個人プレイに不満を露わにする千秋亮(間宮祥太朗)と龍二の間では内紛も勃発。そんな最中、龍二は真冬から「水蘭水球部に来てほしい」と告げられる。
水蘭との練習試合後、引きこもりがちだった尚弥は重大発表をするため、居候中の岩崎家に部員たちを招集するが、他の部員は尚弥のことよりも龍二の動向が気になって仕方がない。顧問の青山千春(大政絢)の様子がおかしいことも気になる千秋はいちいち龍二に突っかかり、3バカトリオの木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)とも遂にケンカになってしまう。崩壊寸前のカス高水球部。そしてその翌日から、龍二は練習に姿を見せなくなってしまう。

第6話
水蘭高校との練習試合に大敗し、落ち込む部員たちに追い打ちをかけるように三船龍二(山﨑賢人)が水蘭水球部に引き抜かれ、崩壊寸前のカス高水球部。しかし他の部員が誰一人練習に姿を見せないプールで稲葉尚弥(中島裕翔)は仲間を信じ、黙々と練習を続けていた。そんな尚弥の傍らでボンヤリとしている顧問の青山千春(大政絢)に尚弥は「強化合宿をしよう」と言い出す。
お手製の旅のしおりを持って3バカトリオの木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)、そして千秋亮(間宮祥太朗)、宮口幸喜(矢本悠馬)を強化合宿に誘う尚弥だったが、まるで相手にされない。一方、龍二は水蘭高校水球部顧問の庄司真冬(倉科カナ)のもとを訪れていた。尚弥たちカス高水球部を密かに応援していた岩崎渚(大原櫻子)は、そんな龍二の姿を複雑な心境で見つめていた。
お好み焼き屋『かとちゃん』で3バカトリオに会った渚は、慎介から想像もしていなかったことを言われ言葉を失ってしまう。水蘭に行った方が龍二の為だと言うのだ。しかし、そう思っているのは慎介だけではなく、龍二の実力を知る者の殆どは同じ思いでいた。ただ、渚と尚弥、そして龍二本人を除いては・・・。
強化合宿当日。部員たちが集まることを信じて家を出る尚弥。しかし他の6人はそれぞれの思いでそれぞれの場所に身を置いていた。もう龍二の足を引っ張りたくない。そんな気持ちを抱く3バカトリオはRev.from DVLのコンサート会場に来ていた。大ファンの橋本環奈が水球インターハイの応援ツアーで蓮水町に来ているのだ。その橋本環奈は水球全国大会2連覇中の水蘭高校水球部を一目見ようと、開演前に散歩に出てみたのは良いが途中で迷子になってしまう。そこで偶然にも合宿に向かう尚弥と遭遇し・・・。
水蘭水球部の練習に初めて参加することになった龍二。龍二も含めた新しいフォーメーションを発表しようとする真冬に対し、水蘭のエース・北島虎雄(髙木雄也)はどっちが水蘭のエースにふさわしいか、龍二と勝負したいと申し出る。壮絶な1ON1の結果、勝利したのは虎雄。その結果を予期していた真冬は水蘭のエースは虎雄だと告げ、龍二には違うポジションを言い渡す。その理由を説明する真冬の言葉にじっと耳を傾ける龍二。そして確信を得た龍二の口から発せられた言葉は、その場にいた全ての者を騒然とさせることになる。

第7話
それぞれの思いを胸に、再び結束を固めたカス高水球部員たちだったが、またしても彼らに試練が襲いかかる。商店街に掲げられていた水蘭水球部を応援するポスターやのぼりが破り捨てられ、シャッターには『カス高ミズタマ部 夜露死苦』と派手な落書きがされていた。そして、荒らされた現場には稲葉尚弥(中島裕翔)の生徒手帳が・・・。
尚弥を犯人と決めつける教頭の桑原半蔵(北村有起哉)は水球部の活動停止を言い渡す。水球部を温かく見守ってきた校長の荒川重信(森本レオ)も今回ばかりは頷くしかない。顧問の青山千春(大政絢)から尚弥の自宅謹慎と水球部の活動停止を聞いた部員たちは激昂するが、三船龍二(山﨑賢人)は「ハメられた」と感じていた。
尚弥を信じる部員たちが商店街で犯人の手がかり探していると、またしてもシャッターに『カス高参上!』などと落書きされているのを見つける。ところが落書きを消そうとしているところを目撃され、再びカス高水球部員たちが犯人だと疑われてしまう。商店街の人には何を言っても信じてもらえず、桑原からは廃部を検討すると告げられ、なす術のない水球部員たち。
部員たちから事の次第を聞いた尚弥はカス高水球部を守るため、自分を信じてくれた仲間の思いをつぶさないため、辛く苦しい決断をすることになる。しかし、そんな尚弥の思いを知った部員たちは・・・。

第8話
インターハイ予選に向け強化合宿を組んだカス高水球部だったが、ここでも水蘭高校との格差が露呈する。プールを使えるのは水蘭の練習がない時間だけ。そして宿舎は水蘭のそれとは比較にならないボロボロな民宿。それでもヤル気まんまんの稲葉尚弥(中島裕翔)をはじめ水球部員一同は宿に着くなり水着に着替えるが、民宿のオーナー・鮫島仁(宇梶剛士)にプールとは違う場所に連れていかれて・・・。
結局、水球の練習をすることもなく、カス高水球部員はそれぞれの夜を過ごしていた。3バカトリオの木村朋生(千葉雄大)、志村公平(中川大志)、加東慎介(吉沢亮)と千秋亮(間宮祥太朗)、宮口幸喜(矢本悠馬)の5人は合宿の楽しみはこれからとばかりに何か良からぬ相談をしている。尚弥はミズタマの練習ができない鬱憤(うっぷん)が爆発して、民宿のツボを壊してしまう。そして、三船龍二(山﨑賢人)は海岸で水蘭の女子水球部キャプテン・藤崎玲(新川優愛)と会っていた。二人とも水蘭の水球部キャプテン・北島虎雄(髙木雄也)のことを気にかけているようだ。
一方、虎雄は夜のプールでただ一人、無心にシュートの練習を続けていた。そこへ片づけに現れた水蘭の水球部マネージャー・岩崎渚(大原櫻子)は練習する虎雄の姿を見て、虎雄の身に異変があることに気づく。
翌日、プールサイドに集合し円陣を組むカス高水球部。いよいよ水球の練習が始まる。と思いきや、またしても鮫島が現れ、ツボを割ったと白状した尚弥をプールの表に引きずり出してしまう。そんな光景を偶然にも目撃した、水蘭の水球部顧問・庄司真冬(倉科カナ)は尚弥を引きずる男の姿を見て思わず息をのむ。
その日の夕方、渚は後輩の柴田理子(佐野ひなこ)に連れられて海岸沿いにある小さな神社にいた。この神社にある縁結びの鳥居を好きな人と一緒にくぐると、二人は結ばれるらしい。「龍二先輩と来たらどうですか?」いきなりの理子の言葉にたじろぐ渚。龍二に告白することを渚に迫る理子には、ふたりにくっついてもらいたい理由があるようだ。そして、そんな二人の会話を物陰から聞いていたのは・・・。

第9話
強化合宿を無事に終えたカス高水球部。部員たちを乗せたバスは見慣れた街並みに差し掛かっていた。部員一同がぐっすりと眠るなか、ひとり目を覚ました稲葉尚弥(中島裕翔)は何気なく視線を送った先にいた一人の男に目を奪われる。尚弥が10年間憧れ続け、誇りに思ってきたその男の名は黒澤義男(横山裕)。尚弥、そしてもう一人、青山千春(大政絢)の人生を変えたカス高の元番長だった。
バスを止め、道路に飛び出した尚弥は黒澤に声を掛ける。「黒澤さんですよね」。しかし黒澤は尚弥から顔を背け、社名の入ったワゴン車に乗り込み、走り去ってしまう。それでも残された尚弥は興奮冷めやらず「やっと会えた・・・!」
ワゴン車に書かれていた社名を足掛かりに、黒澤の会社を訪れた尚弥。ビルの中から作業着姿の黒澤が出て来るのを見つけ、10年間の思いの丈を打ち明ける。しかし、黒澤の口からこぼれたのは尚弥が想像すらしていなかった言葉だった。ショックで言葉の出ない尚弥。そんな二人を呆然と見つめる千春。
姿を消した尚弥を心配し岩崎渚(大原櫻子)の家に集まった部員たち。渚は黒澤と出会った日から尚弥がどんなふうに生きていたのかを語り始めるが、尚弥への思いが込み上げてきて動揺を露わにする。そんな渚に父の敏夫(皆川猿時)と母の静香(池津祥子)は「尚弥を見つけられるのは渚しかいない」と告げる。
ボンヤリと景色を眺めている尚弥の肩に渚の手によって学ランが掛けられる。幼い頃の記憶が尚弥を探し出させてくれた。おそらく渚に聞いたのだろう、他の部員たちも尚弥のもとに集まってくる。一人一人の思いを尚弥にぶつける部員たち。そして三船龍二(山﨑賢人)の言葉が尚弥を再び黒澤のもとへ向かわせる。

第10話 最終回
いよいよ水蘭との決勝戦を迎えたカス高水球部。試合前の控室では大事な一戦を目前にした部員たちが緊張で固くなっている。そんななか、稲葉尚弥(中島裕翔)の右肩を三船龍二(山﨑賢人)は気に掛けていた。昨夜、何者かによって尚弥が襲われたのだ。
とあるオフィス。「間もなく、勝負の笛が鳴ろうとしています!」カス高と水蘭の決勝戦をラジオの声が伝えている。黒澤義男(横山裕)はポケットから取り出した大会のチラシを眺めていた。尚弥から返された学ランのポケットに入っていたものだ。10年前、チンピラに絡まれている少年を助けたことがあった。「いつかお前が強くなった時に返しに来い。その時まで、お前に預けておくからな」そう言って少年の肩に学ランを掛けてやった。カス高の番長としての誇りがそうさせたのだ。しかし、10年という歳月は自分から誇りを奪い去るには十分だった。カス高での栄光も、番長としての誇りも、社会に出れば一切通用しなかった。いつしか自分は過去から逃れながら生きるようになった。そんな時、あの時の少年が高校生になって、突然自分の前に現れた。それが尚弥だった。誇りを失った自分に尚弥は言った。「俺があんたの誇りになってやるよ」その尚弥が今、カス高と仲間たちの誇りを賭けた戦に挑もうとしている。
客席は水蘭を応援する人たちで埋まっていた。カス高にとっては完全にアウェイな状況のなか、運命の笛が鳴った。中央に浮かぶボールに向かい、両校の選手たちが一斉に泳ぎだす。真っ先にボールを掴み取った尚弥はフローターバックの龍二にパスを出す。龍二との一対一の勝負を挑む水蘭のエース・北島虎雄(髙木雄也)。しかし龍二は前線に泳ぐ木村朋生(千葉雄大)にパスを出す。それぞれが体を張ったブロックでパスコースを作りチームプレイに徹するカス高。それに対し強引な攻めの目立つ水蘭。一進一退の激しい攻防が続くなか、尚弥の肩が遂に悲鳴をあげる。

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